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1984年(昭和59)年、宮守村達曽部金取の赤土の切土から1個の石器が発見された。それは、約8万5000年前の中期旧石器時代人(旧人)の生活の道具、旧石器であった。 同年行われた発掘調査で、約8万5000年前に噴火した阿蘇山の火山灰層から、石斧(ハンドアックス)・掻器(スクレイパー)など7点の旧石器が、多量の木炭片や焼けた礫とともに出土した(金取遺跡)。 金取遺跡は、約8万5000年前の旧石器人(旧人)のキャンプ跡と推測され、金取遺跡の旧人たちは、狩猟の途中で、金取の地でキャンプをし、たき火で暖をとり、石器を作り、ナイフ様の小石器で皮を剥ぎ、骨から肉を削ぎ取り、肉を焼いて食べたりしながら、数日か数10日かしばらくの期間、生活をしていたと考えられる。 金取遺跡は、2003年(平成15)年、文部科学省・岩手県の補助を得て、第2次・第3次調査が行われ、国内で最古級の旧石器時代遺跡であることが確認された。 |
![]() 金取遺跡の石器 |
