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 社会科の目標は、「広い視野に立って、社会に対する関心を高め、諸資料に基づいて多面的・多角的に考察し、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を深め、公民としての基礎的教養を培い、国際社会に生きる民主的、平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う」ことにあります。

 私たちの社会科の学習は、地理的分野、歴史的分野、公民的分野に分かれていますが、そのどの分野の学習に当たっても、私たち自身が生活している身近な地域の理解を土台にすることが大切です。

 特に私たちのふるさと遠野は盆地としてのまとまりがあります。

 私たちから見える山脈(やまなみ)の中で、郷土の人々の日々の生活が営まれています。しかし、その山々を越えて、さらに向こうの人々との交流が必要です。そこは、昔から人々が生活してきた舞台です。地図をもとにして、どのように土地・自然を利用しているかを調べてください。

 また、ふるさと遠野は原始の時代から人々が生活してきた歴史の流れがあります。出来事の一つ一つが我が国の歴史を形成するもとになっているのです。その意味で、郷土史を中央の歴史と結びつけ学習してください。

 私たちにとって、ふるさと遠野は、民主主義国家をめざす地方自治の原点であり、また、古くからはぐくまれた生活共同体でもあります。豊かな遠野市を作り上げるために、地域社会のあり方を考えたいと思います。

 この副読本は、そのような学習をすすめるために、郷土を知り、郷土の発展を願うために中学生として学習しておいて欲しいことをまとめたものです。社会科の授業の中ではもちろん、座右の書として活用していきたいと思います。

 

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遠野市教育委員会・中学校社会科副読本編集委員会