
土砂災害の仕組みや日頃の備えなどを学ぶ「土砂災害出前授業」が先週火曜日綾織小学校で開かれました。この出前授業は地域の防災力を高めることを目的に、小中学生に土砂災害や避難行動への理解を深めてもらおうと遠野土木センターが初めて開きました。授業では遠野土木センターの田口道雄主査が講師を務め、はじめに4年生から6年生の児童20人を対象に過去の災害映像などを交えながら、土砂災害が発生する仕組みや被害の大きさについて説明しました。田口さんは土砂災害から身を守る方法の一つとして、勇気を持って早めに避難することを伝えていました。このあと全校児童45人を対象に模型を使って土石流を学ぶ実験が行われ、上流から流れ出る土砂を受け止める「砂防堰堤」の役割について学びました。今回の授業を通じて児童たちは土砂災害の危険性や早めの避難行動の大切さを実感していた様子でした。なお、次回の土砂災害出前授業は今週金曜日小友小学校で開かれる予定です。