
おととし5月から運転を開始した遠野市と住田町にまたがる風力発電所で先週土曜日、地元住民などを対象とした見学会が開かれました。この見学会は、地域の人たちに風力発電所や再生可能エネルギーなどについて理解を深めてもらおうと、風力発電の事業を行なうグリーンパワーインベストメントが毎年この時期に開いています。この風力発電所は遠野市と住田町の境となる山の尾根に整備され、合計27基の風車が設置されています。全体の出力は、県内最大規模となる11万3,400キロワットで、一般家庭およそ8万4,000世帯の電力供給にあたるということです。この日の見学会では市内外からおよそ300人が参加し、普段は一般車両が乗り入れできないエリアで目の先にある発電用風車の見学を楽しんでいる様子でした。また会場には、発電所員おすすめの風車のビュースポットが設けられ、担当者の説明を聞きながら風車を眺めたり写真を撮ったりする人の姿がみられました。このほか、小友まつりの会場にもグリーンパワーインベストメントのブースが設けられ訪れた人たちは風力発電所に関するクイズラリーなどを通じて、さらに理解を深めていました。なおこの風力発電所で発電した電力はすべて、東北電力ネットワークに供給されているということです。