
遠野高校の鍋城祭が先週金曜日から3日間開かれ、最終日の今週日曜日には模擬店や縁日などさまざまな企画を用意して一般に公開されました。教室や学習室では、各学年による出し物で賑わいました。3年生が行った模擬店では、暑かったこの日にぴったりのアイスクリームが人気を集めた他、フランクフルトやワッフル、焼き鳥など、甘い物からしょっぱい物までバラエティ豊かなメニューでお客を楽しませていました。2年生の教室にはおばけ屋敷が設置され、会場から漂ってくる不気味な雰囲気に引き寄せられたように客が長蛇の列をつくっていました。一方、体育館では、音楽部と吹奏楽部の3年生が最後の演奏を迎え、3年生は存分にステージを楽しみながら、仲間たちと心をひとつに気持ちの良い音楽を奏でていました。また、邦楽部は、3年生の部員がいないなかでことし入部した1年生5人を加えた7人で活動を行っています。2年生の優しく可憐な音と1年生の誠実な音が調和し、練習の成果が披露されていました。ステージでは、PTAによる餅巻きも行われ、子どもたちはお菓子を手にし、大人たちも負けじと大量の餅を持ち帰っていました。この他、ラウンジでは各展示が行われるなど、鍋城祭は生徒たちの活気とともに、一般の人たちが高校生たちのさまざまな活動にふれる良い機会となっていました。