
開発途上国の課題解決に取り組む国際協力機構JICA海外協力隊の隊員が、先週水曜日遠野市での活動最終報告を市役所とぴあ庁舎で行いました。報告を行ったのは、JICA海外協力隊の金阿彌まゆ香さん、宮ア颯さん、畑敦也さんの3人です。3人は海外派遣を前に国内の自治体で地域活性化や多文化共生などを学ぶ「JICAグローカルプログラム」の実習生として市内でおよそ3カ月間研修を行いました。この日の報告会では受入れ先の関係者などが見守る中、3人の隊員が遠野での活動や思い出などを発表しこみ上げる思いに涙を見せる場面もありました。このうち畑さんは受入先の「宮守川上流生産組合」での活動としてサンQハウスの活性化やモンゴル料理イベントに取り組んだことを話し、研修で関わった人たちへの感謝を伝えました。報告を聞いた多田市長は「皆さんから「成長させてもらった」というお話がありましたが、同じように今回関わった遠野の関係者も成長できたと思っています」と感謝の言葉を述べていました。なお、12月以降金阿彌さんはウガンダに宮アさんはキリバスに畑さんはモンゴルにそれぞれ2年間派遣されるということです。