9月30日放送分

遠野北小学校 木工教室


とおの里山美林推進事業の工場見学と木工教室が、きのう青笹町の遠野木材流通センターなどを会場に開催されました。とおの里山美林推進事業は、今後の地域を担う子どもたちに森林をもっと身近に感じてもらおうと、遠野市が「いわての森林づくり県民税」を活用して取り組んでいます。きのうは、遠野北小学校の3年生24人が遠野木工団地を訪れ、森林から切り出された木材が加工され製品となる一連の流れを学びました。はじめに児童たちは、遠野木材流通センターで市内の山から集められた丸太を間近に見学しました。原料となる木を見学した後、ノッチ・アート遠野に移動し、学校の机やいすがどのように作られているのか学習しました。職員からは、机やいすにはナラ・アカマツ・カラマツの3種類の木材が使われていることやどのように組立られているのかの説明を受けました。児童たちは「組み立てるときになぜ釘を使わないのか」「なぜナラの木を使うのか」と熱心に質問するなど、木や環境について興味を持った様子でした。見学の後は遠野市森林総合センターに移動し、木製のフォトフレームづくりに挑戦しました。児童たちはスギやクリ、サクラ・ケヤキなどおよそ8種類の木材チップをボンドで貼り付け、自分好みにアレンジしながらフォトフレームを作り上げていました。木目や色がひとつひとつ違う木材に触れた児童たちは自然の恵みと木のぬくもりを感じていた様子でした。
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