
国際理解講座「メキシコからラテン・アメリカを知る」が先週金曜日に市民センターで開催されました。この講座は、遠野で外国人市民や外国人観光客が増えていることから、異文化・多様性への理解を深めてもらおうと開かれました。この日はJICAの職員でことし4月から遠野市役所に出向している上條直樹さんが、メキシコをはじめとしたラテンアメリカの国々の文化や歴史などを説明しました。メキシコで長い期間生活していた上條さんは、「メキシコ人全員が陽気なわけではなく気質も様々です」「今から400年ほど前に千葉県沖で海難事故にあったメキシコ人の船乗りを村人が助けたことから日本人に対して敬意を持っている」など、日本とのつながりについても紹介していました。講演のあとは、厚めに焼いたトルティーヤの上に具を乗せたメキシコ料理「ソペス」の試食が行われ、参加者はチリワインやジュースと一緒に味わっていました。参加者たちは普段あまり触れることのないメキシコやラテンアメリカの文化・歴史を楽しく学んだ様子でした。