
災害時に円滑に消防用水を確保するため、きのう遠野市と市内のコンクリートミキサー車を保有する2つの事業所が協定を締結しました。きのうの協定調印式には多田市長と遠野レミコンの住吉谷雅弘取締役副社長、宮守生コンの新田光志代表取締役が出席しました。この協定は市内事業所が所有するコンクリートミキサー車に水を積載し、火災が発生した際に消火用の水を確保し迅速な消火活動につなげることを目的としています。この協定によって山間部など消防用水の確保が難しい場所などにおいて、水不足が考えられる場合に、2つの事業所は市からの要請に応じてコンクリートミキサー車での水運搬を実施します。コンクリートミキサー車1台あたり、およそ4トンの水を運ぶことが可能で、円滑な消火活動を支援することができます。協定を締結した後遠野レミコンの住吉谷代表取締役と宮守生コンの新田代表取締役がそれぞれあいさつしました。なおコンクリートミキサー車を活用した消防用水の確保については、ことし3月に発生した大船渡市林野火災においても実際に活用されていて、協定の締結は県内では遠野市が7例目ということです。