
遠野西中学校の生徒が地域で活躍する人たちから話を聞く授業、「銀河ドリーム教室」がきのう市内各地で行われました。この教室は遠野市内の様々な分野で活躍する人から仕事の詳しい内容や地域に対する考え方などを学ぶというもので全校生徒を対象に毎年開かれています。これまでは遠野西中学校に講師を招いて授業が行われてきましたが、ことしからそれぞれの講師のもとへ生徒が訪問する形に変更されました。講師を務めるのは遠野物語をはじめとした民俗学に関する創作活動を行っている富川岳さんや、小友町で無肥料・無農薬の米作りに取り組む菊池陽佑さんなど8人です。このうち遠野西中学校のすぐそばでは、宮守川上流生産組合副組合長で民泊事業も手がけている浅沼幸孝さんが生徒6人に特別授業を行いました。浅沼さんは宮守川上流生産組合が作られた経緯や地域の産業を見すえて去年から8頭の羊を飼っていることのほか、物事に向き合う際大切にしていることなどを伝えました。生徒たちは浅沼さんから人生観や仕事に取り組む姿勢、地域への思いなどについて話を聞き、自分自身の将来の参考にした様子でした。なお遠野西中学校では銀河ドリーム教室で学んだことをグループごとにまとめて発表し、学校全体で共有するとしています。