
遠野市葉たばこ生産改善共進会の表彰式が今週月曜日たかむろ水光園で行われました。この表彰式は、遠野市の葉たばこ生産において功績や業績があり、他の生産者の模範となる個人を表彰することで葉たばこの生産振興につなげようと毎年行われています。この日は表彰式に先立ち、昭和38年から葉たばこの生産に取り組み、昨年度で引退した宮田徳重さんと幸子さん夫妻に対して長年の感謝を表し遠野市たばこ振興会「永年功労者表彰」が贈られました。宮田さんは、昭和38年に家業の農業に就いてからたゆまぬ努力を重ね、アメリカでの研修や遠野市たばこ振興会の参与を務めるなど、たばこの生産振興に尽力し、平成17年には遠野市農林水産振興大会において、農業功労賞を受賞しています。続いて葉たばこの販売金額などで上位の成績を収めた個人が表彰されました。市内の平均耕作面積を上回る生産者の中で、10アール当たりの販売金額が大きい人に贈られる「規定部門高額販売賞」では小友町の小松初男さんが1位に輝きました。また、市内の平均耕作面積以下の生産者のうち10アール当たりの販売金額が大きい人に贈られる「自由部門高額販売賞」では青笹町の菊池公栄さん。そして最も販売額が高額だった生産者に贈られる「個人販売賞」は青笹町の菊池至子さんがそれぞれ1位となりました。なお令和6年度の遠野市の葉たばこ販売重量はおよそ2万800キログラムで、販売金額は3,800万円を超えたということです。表彰式の最後にはスローガンを出席者全員で読み上げて、今後も品質が良い葉たばこの生産振興に取り組んでいくとしています。