6月3日放送分

遠野市記者懇談会


6月の遠野市記者懇談会がきょう開かれ、第3次遠野市総合計画基本構想についてや、令和7年度遠野市一般会計補正予算(第1号)案の概要についてなどが発表されました。きょう開かれた遠野市記者懇談会では、はじめに第3次遠野市総合計画基本構想についての概要や内容について多田市長が報告しました。第3次遠野市総合計画は計画期間を令和8年度から令和17年度までの10年間とし、目標年度となる令和17年度の将来像を、「自然と文化を愛し世界とつながるまち遠野」と掲げ、新たな価値の創造と持続可能な発展を遂げるまちづくりを推進するものです。この将来像の実現に向けて、各分野のまちづくりにおける共通事項を基本姿勢として設定し、市民憲章を踏まえた5つの大綱を定めてまちづくりに取り組むとしています。今後、この基本構想は6月遠野市議会定例会に提出し、ワークショップや審議会での答申を経て、12月遠野市議会定例会に提案するということです。続いて多田市長は、内閣府「2025年度地方創生SDGs課題解決モデル都市」に遠野市が選定されたことを発表しました。この制度は、SDGsの理念に沿った地域活性化や持続可能なまちづくりの促進と普及を目的に、先進的な解決策と実践に関する取り組み提案を国が支援する制度です。遠野市は、地域外への経済流出を抑え、地域の経済が成長できるような仕組みづくりを目指し、さまざまな企業や行政が連携する「官民共創のネットワーク」体制を構築し、地域課題の解決につなげるとしています。また、SDGsや脱炭素を手法とした運営支援など、豊富な実績を有している株式会社アール・エ北陸と4月に協定締結しており、今後は新たな産業創出や既存事業の拡大推進、さらに地域内外からの事業参加やサービス購入等を通じて、持続可能な地域社会を実現するためのモデルケース確立を目指すということです。このほか、物価高騰対策に係る事業費やカーボンニュートラル推進事業費などを新たに計上し、歳入歳出にそれぞれ1億4,197万2,000円を追加。予算総額を196億1,197万2,000円とすることが報告されました。なお遠野市記者懇談会の模様は、きょうから3日間午後8時から遠野テレビ10chで放送することになっています。
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