5月20日放送分

わいわい食堂 餝飯提供


青笹町のわいわい館で地域住民主体の手作り食堂「わいわい食堂」が先週土曜日に開かれ、遠野の郷土料理「餝飯」が提供されました。「餝飯」は江戸時代に遠野の人たちが食べていたといわれる郷土料理で、2023年当時、緑峰高校生活文化コースの3年生だった生徒たちが元禄時代に書かれた記録資料などをもとに研究し復活させたものです。餝飯の提供は先輩から研究を引き継いだ緑峰高校3年の松下羽月さんと鈴木伊織さんの2人が餝飯の認知度を向上させ普及を図ろうと、わいわい食堂を運営する「青笹わいわい館かだるべの会」の協力を受けながら実施しました。11時30分の開店時間を迎えると地域の人たちが沢山訪れ、食堂はすぐに満席になっていました。餝飯は季節の生産物をご飯の上に盛り、香りや辛みのある薬味を添えて、昆布や鰹節でだしを取った澄まし汁を注いで味わいます。この日は、水菜やダイコンニンジンなど7種の具材がご飯の上に盛られ薬味としてゆずやワサビが添えられました。また、訪れた人たちにお腹いっぱいになってもらおうと餝飯以外にもかだるべの会の特製カレーが提供されていました。なお生徒たちは、今後も研究を継続しながら餝飯の普及を図っていくとしています。
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