
例年にない猛暑と雨が少ない状況が連日続いている中、市内の渇水状況やその対策を協議する遠野市渇水対策会議が、きのうとぴあ庁舎で開かれました。この会議は、市長をはじめ部長・関係する課の課長が出席して、高温少雨の異常気象が続く市内の現状と対策を協議するため開かれているものです。会議の冒頭で多田市長は現在の異常気象に触れながら、すぐに対応できる体制を作っておく必要性を職員に伝えました。この後、農林課から市内の農業における渇水対策について報告がありました。報告では、岩手県振興局や普及サブセンター、JAなど農業関係団体と情報を共有しながら、各団体において現地指導会での作物ごとの注意喚起や情報発信を行っていることが伝えられました。また市では、農業用水確保の当面の対策として、河川などからの水の汲み上げを希望する人に消防用の小型動力ポンプの貸し出しを行っており、これまでに4件の問い合わせがあったということです。市は今後も農業関係団体による農産物の被害状況把握に努め、状況に応じた対策をしていくとしています。