8月21日放送分

遠野遺産認定調査委員会


遠野遺産認定調査委員会による候補地の現地調査がきのう市内各所で行われました。平成19年に始まった「遠野遺産」は神社仏閣をはじめとした有形遺産や郷土芸能・伝統芸能を含む無形遺産などを認定し、地域住民が主体となって保護・活用する取り組みで現在169の遺産が認定されています。きのうは推薦のあったお寺や石碑など市内5カ所の候補地を認定調査委員会が調査しました。一行が最初に訪れたのは大工町の善明寺です。林英道住職は善明寺の特徴について「およそ400年前に落成し地域の菩提寺として親しまれてきました。天然記念物や古くからの文化財も多く残っています。」と説明しました。続いて訪れたのは宮守町の「上宮守町裏のカツラ」推定樹齢300年の巨木で植えられている場所には今から143年前、初代の上宮守小学校が建てられていました。これまで地域住民が周辺の草刈りを行い、維持管理してきたそうです。このあと「旧宮守村棚田」や青笹町の「沼の御前とその周辺」「附馬牛の忠霊之碑」の現地調査が行われました。委員たちはそれぞれの場所で維持管理に向けた取り組みや遠野遺産認定後の活用方針などを推薦者から聞き取っていました。現地調査のあとは遠野遺産認定調査委員会が開かれ、遺産の認定について協議が行われました。なお協議した内容は意見書としてまとめられ市長に提出されます。
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