
遠野市と友好都市である宮崎県西米良村から中学生が修学旅行で遠野市を訪れ、遠野東中学校の生徒たちと交流を深めました。西米良中学校の修学旅行には1・2年生14人が参加し、3泊4日ある日程のうちの2日目に遠野東中学校を訪れました。全校生徒に拍手で迎えられたあと交流会では、両校の校長が「それぞれの良いところを見つけましょう」とあいさつし、西米良中学校の新名博校長は方言の解説も交えた陽気で明るいなまり口調で、生徒たちの緊張をほぐしました。また、遠野東中学校の西村旬平生徒会長は、「互いの地域の伝統や文化を共有し学校間で交流できる貴重な機会ですので、ぜひ楽しんでいって下さい」と歓迎しました。つづいて、両校の代表者がそれぞれのまちと学校を紹介しました。西米良中学校の生徒たちは、西米良村についてクイズを出したり普段の学校生活を動画にして紹介したりしました。また、名産の柚にちなんだご当地ユニット、小学3年生から6年生のメンバーで構成されるゆずっこガールズについて紹介し、ゆずっこダンスをぜひ一緒に踊りましょうと呼びかけました。一方、遠野東中学校は、柳田國男の「遠野物語」や遠野の面積の広さ、自慢のソウルフードなど遠野市の特徴を紹介した他、先輩たちから代々受け継いできた精神など遠野東中学校で大事にしていることを伝えました。そのあとのレクでは、遠野東中学校の生徒がこの日のために用意してきたゲームや方言クイズ、寸劇を披露し西米良中学校の生徒たちと盛り上がりました。交流の時間も終わりにさしかかると、遠野東中学校の生徒たちは美しい歌声で合唱を披露、西米良中学校の生徒からはメッセージ入りの幕が贈られ、両校ともに思い出に残る交流会にしていました。