
6月14日の「遠野物語の日」に合わせたイベント「遠野物語感謝祭」が中央通りの内田書店本店で初めて開かれました。このイベントは、115年前に出版された『遠野物語』をきっかけに遠野を楽しむ人が増え、様々な分野に影響を与えたことに感謝しようと下組町出身で起業家・小説家の佐々木大輔さんが企画しました。感謝祭の第1部では、遠野市公式キャラクターの「カリンちゃん」と、ことし3月に誕生した遠野市公認の妖怪「イカイもん」についてトークマッチが行われました。出演したのはカリンちゃんの作者高橋マキさん、地域プロデュースを行う田仲美季さん、イカイもんの原案者鈴木晋仁さん、そしてデザインのブラッシュアップを行った阿部拓也さんです。4人はそれぞれのキャラクター誕生秘話や珍しいグッズなどについて熱く語り合っていました。続く第2部では、ことし公開された第50回遠野物語ファンタジー「遠野はじまり物語2025〜OriginofTono〜」の脚本を担当した赤坂康紀さんが出演しました。赤坂さんは脚本制作で苦労した話や様々な遠野物語のストーリーが盛り込まれた理由などについて話しました。初開催ながら盛り上がりを見せた「遠野物語感謝祭」の様子は来月、遠野テレビの番組で放送予定です。