
有機農業について専門家から知識を学ぶ「遠野起農塾」の講習会がおととい鱒沢地区センターで開催されました。遠野市では有機農業の推進に向けて年間を通して有機農業や環境負荷を低減する農業について学ぶ講習会を開催します。第1回の講習では広島県でおよそ40種類の有機野菜を栽培している安芸の山里農園はなあふの森昭暢代表が講師を務め、野菜の有機栽培について説明しました。森さんは畑の土壌成分を分析し、有機肥料や緑肥作物を活用した土づくりを行うことで健康な野菜を安定的に育てることにつながると伝えていました。またこの日は気候変動による夏場の高温対策についての講習や鱒沢・小友・青笹の畑で実地講習も行われ、参加者たちは今後の参考にした様子でした。なお今年度、遠野起農塾の講習会は全5回にわたって開催される予定で、有機農業や環境にやさしい農業の拡大を図っていくとしています。