6月18日放送分

市議会一般質問 3日目


6月市議会定例会はきょう一般質問3日目を迎え、3人の議員が質問に立ちました。一般質問最終日のきょうは、新田勝見議員瀧本孝一議員佐々木大三郎議員の3人が登壇し、令和8年度からを計画期間とする第3次遠野市総合計画策定についてや中心市街地活性化についてなど市の考えを質しました。このうち第3次総合計画の策定について多田市長は、「基本構想は新遠野市誕生からことしで20年の節目を迎えることも踏まえ、これまでの施策を検証し、20年、またその先を見据えた持続可能な政策を打ち出していく必要がある」と述べました。このうえで基本構想から10年後の将来像を「自然と文化を愛し世界とつながるまち遠野」と定め、「この実現に向けた施策に取り組んでいく」と答えました。続いて市が昨年度策定した地域公共交通計画において市全体で取り組むべきではないかと質問が出されました。これについて、多田市長は現在4地区で住民主体の送迎サービスが展開されていることを紹介しながら関係機関や地域と繰り返し協議を重ね、公共ライドシェアやカーシェアなどの導入といった遠野型の交通システムをつくっていく考えを示しました。またことし3月27日付けでイタリアサレルノ市との姉妹都市提携を解消したことについて多田市長は「連絡を取ることができない状態が続き、第三者を通じて確認したところ、姉妹都市関係が認識されていないことが分かった」「また今後有益な関係の構築は難しいと判断した」と解消に至る経緯を説明しました。このほかTRCが取得し、市に売却予定の「旧やなぎ屋」の活用について問われた多田市長は、「市役所東舘庁舎の機能を移転し、仮称教育センターとして児童生徒の教育・学習拠点を整備する」と答弁しました。具体的には教育委員会事務局と関連する相談窓口の設置や公営塾などに活用できる学習支援スペースを確保し、中心市街地の空き家対策と行政機能、特色ある教育環境の充実を図るとしています。6月遠野市議会定例会は、あす予算等審査特別委員会を経て、あさって本会議が開かれる予定です。
最近のニュース
リストに戻る