
6月遠野市議会定例会の本会議がきょう開かれ、提出された10の議案はすべて原案の通り可決されました。午後2時に開会した本会議では、予算等審査特別委員会に付託されていた第3次遠野市総合計画基本構想の策定についてや今年度の遠野市一般会計補正予算第1号など10件の議案について報告され、採決の結果すべて原案のとおり可決されました。この中、令和8年度から令和17年度までを計画期間とする第3次遠野市総合計画基本構想の策定については、10年後の将来像を「自然と文化を愛し世界とつながるまち遠野」と掲げ、この実現に向けた基本姿勢などが設定されています。また遠野市一般会計補正予算第1号については、歳入歳出にそれぞれ1億4,197万2,000円を追加し予算総額を196億1,197万2,000円にすることが決まりました。主な内訳として物価高騰支援給付金給付事業費や分庁舎等整備事業費などが計上されています。このうち分庁舎等整備事業費は、市役所本庁舎近くのビルの空き家を取得し、児童・生徒の教育・学習の拠点となる「(仮称)教育センター」を整備するためのもので財産購入費や改修工事設計業務委託料などが盛り込まれています。またこの分庁舎等整備事業費について、市民などに対する十分な説明を行うことや意見の反映など4つの事項について取り組むよう付帯決議案が提出され、採決の結果、可決されました。このほか、発議案2件についても可決され6月遠野市議会定例会は閉会となりました。