
令和7年度遠野市納税貯蓄組合連合会の総会がきのう市役所本庁舎で開かれました。市内97の組合で構成される遠野市納税貯蓄組合連合会は、各地区に支部を置き納税意識の向上に取り組んでいます。きのうの総会には会員総数97人のうち委任出席を含めて86人が出席しました。はじめに表彰式が行われ納税思想の普及および向上・発展に長年尽くした、宮守町の阿部正一さんに遠野市納税貯蓄組合連合会の佐藤芳夫会長から表彰状が送られました。このあと議事に入り、令和6年度の事業報告及び収支決算の承認について、令和7年度の事業計画案と収支予算案について審議され、すべて原案のとおり承認されました。このうち昨年度については納税思想の高揚に向けて市内の中学生に「税についての作文」を募集したことや、納期内の完納に向けて組合員への声かけを行ったことなどが報告されました。また議事の最後に事務局から、令和8年度以降の市税等納付促進事業業務委託について報告されました。報告では高齢化や組合員減少が進み解散する組合が増加していることから、市税等納付促進事業業務委託と各支部に配分している活動助成金を今年度で終了するという市の方針が伝えられました。会員からは「厳しい現状は認識しているが、事業の業務委託や助成金の終了について組合への相談もなく一方的に進めたのはどうなのか」といった意見が出されました。なお遠野市納税貯蓄組合連合会では今年度も中学生を対象に「税についての作文」の作品募集や「納税だより」の発行を行うとしています。