4月29日放送分

南部氏遠野入部行列 市街地イベント


27日・日曜日は、南部氏遠野入部行列や遠野マルシェ、あんべがい市が開催されました。市街地のにぎわいをお伝えします。満開の桜を横に蔵の道広場では、オープニングとして遠野高校邦楽部が箏の演奏を披露し、南部氏遠野入部行列の開催に花を添えました。開会式では、遠野町まちづくり協議会の松田克之会長がメインの役どころを紹介し、「沿道の観光客のみなさんと市民のみなさんとの触れ合いを大切に行列を運行していきます」と大勢の参加に感謝を伝えました。入部行列にはことしも八戸市大館地区新田城まつり運営委員会と遠野市内の子どもたちによるたくさんの参加もあり去年を上回る総勢170人の大行列となりました。出発前には盛大に餅まきが行われ、遠野太神楽が四方の舞を踊り会場を清めると、号令がかかりいざ出発です。南部氏遠野入部行列は、遠野の礎を築いた八戸の根城南部氏について多くの人たちに知ってもらい称えようと平成10年に第1回が開催されました。途中、雨天による中止もありましたが、ことしで23回目となり2年後には八戸の根城南部氏が遠野に国替えをして400年と、南部氏遠野入部行列開催25回の節目となります。ことしは、根城南部氏の藩主・南部直義公を遠野小学校の菊池春夫校長が、若き日の南部直義公を遠野高校サッカー部の菊池翔さんが、行列の華となる清心尼公をまつだ松林堂の松田希実さんが務めました。経路は例年と変わり、駅前ロータリーを中心としてコンパクトに設定され、沿道に集まった大勢の見物客を前に遠野の古式ゆかしい歴史絵巻が繰り広げられました。また、遠野駅前広場では遠野春まつりに合わせてマルシェが開かれました。このマルシェは、駅前のにぎわいを目的に始まり、今回で12回目の開催です。県内から出店された9つのブースには、手作り品やどぶろくカクテル、さまざまな串焼きなどが並び、14種類の駅弁も販売されました。また、外れなしの抽選会も行われ、訪れた人たちは買い物と抽選の2つを同時に楽しんでいました。一方、穀町商店街では「あんべがい市」を開催し遠野春まつりを盛り上げました。このうちアサクラ酒店では、誰でも無料で参加できる抽選会が行われ、参加者は観光PRキャラクターのイカイもんの限定バッグや豪華賞品をゲットしていました。また、珈琲店・遠ぶらよし屋の上店会場では、市内の音楽団体による歌の披露や演奏が行われ、解放された扉から聞こえてくる優雅な音色に通りがかりの人たちは引き寄せられように足を止めていました。穀町商店街を盛り上げようと今回で5回目の開催となったあんべがい市は、子どもから大人までおよそ300人が訪れイベントを満喫していました。
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