
2回目の遠野市SDGs官民共創ネットワーク懇談会が先週火曜日、あえりあ遠野で開かれました。この懇談会は脱炭素を軸にした持続可能な遠野を目指し、再生可能エネルギーの活用などを通して地域外に流出している費用を減らしながら「稼げる地域づくり」を進めるため遠野市と、市が「グリーン専門人材」の派遣に関する協定を結んでいるアール・エ北陸の主催で開かれました。懇談会には市内の事業者や金融機関などからおよそ15人が参加しました。はじめにアール・エ北陸の澤康之代表取締役が「同じ未来を描ける体制をつくる」をテーマに、遠野市や市内事業者を取り巻く現状や、今後進めていくプロジェクトの考え方などについて説明しました。そのあと参加した人たちが今後の方針について意見やアイデアを出し合い、活発な議論が行われました。参加者からは「文化の継承や環境保全、観光振興といった地域課題に的を絞り、そこから具体的なプロジェクトを決めるべきではないか」といった意見や、「市外に流出しているお金を分析し、投資する意義のある分野を絞り込むのはどうか」などの声が寄せられました。また次回以降の話し合いに向けて、「テーマごとに議論を進めるのであれば、声のかけ方を工夫したらどうか」といった提案が挙がり終始活発な意見が交わされました。なお市とアール・エ北陸では、今回の懇談会で出された意見などを踏まえ、来年2月中旬に第3回の懇談会を開催する予定です。