
酪農について学ぶ体験型の出前授業が、先週水曜日に綾織小学校で行われました。出前授業には綾織小学校の2年生から5年生が参加し、酪農家の仕事や普段飲んでいる牛乳がどのように作られているのかを学びました。初めにJA全農いわての菊池真永さんがホルスタイン種の特徴について説明し、胃が4つもあることや体重が600キロ以上あることを伝えました。続いて県内で生産された3種類の牛乳を飲み比べて、星のマークがついた牛乳がどれなのかを当てるクイズが行われ、児童たちは匂いや味の違いをじっくり確かめていました。飲み比べのあとはバター作りを体験。クリームが入ったカップを10分ほど振ってバターを作り、クラッカーに塗って試食しました。そして出前授業の最後には校庭で牛とのふれあいが行われました。2頭の乳牛を連れてきたのは、上郷町の酪農家佐野茂樹さんです。ふれあい体験ではブラッシングや乳しぼりをしたほか、生後3カ月の子牛にミルクをあげたり聴診器で心臓の音を聞いたりしていました。綾織小学校の児童たちは様々な体験を通じて乳牛や酪農家の仕事、普段口にしている乳製品などについて理解を深めた様子でした。