4月30日放送分

遠野市総合計画審議会


今年度1回目の遠野市総合計画審議会が、先週金曜日に市役所本庁舎で開かれ、令和8年度からの第3次遠野市総合計画基本構想案が審議されました。この審議会は遠野市の総合計画について調査や評価などを行う市の諮問機関で、市内の団体の代表者など25人で構成されています。今年度最初の審議会では令和7年度遠野市一般会計予算の概要について報告された後、多田市長が審議会の及川増徳会長に次期総合計画の基本構想案を諮問しました。続いて審議に入り、事務局から基本構想案が説明されました。令和8年度から令和17年度までを計画期間とする第3次総合計画は、今年度、市制施行20周年の節目を迎えた中、次の時代に向けて目指すべき姿を市民と共有するとともに遠野市が抱える様々な課題を乗り越え、強みをさらに伸ばす施策を展開していく指針として策定されるものです。この日は第3次総合計画基本構想に盛り込む将来像や基本姿勢などが審議されました。このうち将来像については、市民と共有できる10年後の将来に向けたまちづくりのイメージとして事務局から、「1、活力と創造で未来を築くまち遠野」、「2、自然と調和し世界とつながるまち遠野」「3、心豊かに活力あふれる未来へ世界とつながり希望を育むまち遠野」の3つの案が提案されました。出席した委員からは、「世界とつながるという部分を郷土愛を大切にするという意味で誇れる町と表現することも良いのではないか」「10年後を考えたときに広く世界という視点で遠野市を見られる人が増えたらいいと感じるので、世界という言葉は必要だと思う」などと意見が寄せられました。事務局ではこの日出された意見をまとめ、次の審議会で案を提出するとしています。なお、次回の審議会は来月5月14日・水曜日に開かれる予定です。
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