4月30日放送分

遠野市消防演習


分列行進や放水訓練などを行う遠野市消防演習が、27日・日曜日に市街地や早瀬川緑地公園を会場に行われました。この演習は、市民の防火意識の高揚を図ろうと実施され、市内各地区の消防団員331人や関係者などが参加しました。演習では初めに穀町から上組町に向かって分列行進が行われ、遠野北小学校少年消防クラブの児童を先頭に隊列を組んだラッパ隊や消防団員、消防車両が堂々と行進しました。分列行進のあとは早瀬川緑地公園で消防団行事が行われ、遠野市消防団の阿部和美団長が、「大船渡市で発生した山林火災をはじめ自然災害が大規模化しており、改めて日頃の訓練の大切さを感じました。」と、あいさつしました。このあと行われた遠野北小学校少年消防クラブによる軽可搬ポンプ操法訓練では、児童たちがポンプやホースをチームワーク良く操作し、火に見たてた的にむけて放水しました。続いてラッパ隊が息のあったドリル演奏を披露し、演奏の終盤には少年消防クラブの児童たちも参加しました。またポンプ車・小型ポンプを使用した操法訓練や一斉放水では、消防団員が日頃の訓練の成果を見せ、迅速かつ的確な消火活動を見せました。演習後は、岩手県消防学校の福士昭校長が講評を述べ、「部隊の統率がよくとれており、常日頃の消防技術の錬磨による成果がいかんなく発揮され、極めて優秀でありました」と、高く評価していました。遠野市消防団は今後も訓練を重ねていき、火災や自然災害などから市民の安心・安全な生活を守っていくとしています。
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