
第2回遠野納涼花火まつり実行委員会がきょう開かれ、今年度の遠野納涼花火まつりを中止とすることが決まりました。第2回の実行委員会には佐々木精太郎実行委員長をはじめ、合わせて17人が出席し、ことしの遠野納涼花火まつりの開催について協議され開催中止が承認されました。事務局を務める遠野商工会は、例年通り開催に向けて準備を進めていたところ、今年度に入り、遠野警察署から昨年度までの警備上の反省点などを踏まえて、会場の安全対策や雑踏対策について指摘を受け、繰り返し内容の精査や対応方針を協議してきたが、早瀬川緑地グラウンドで開催する場合には、会場周辺一帯を歩行者天国とする大規模な交通規制をしなければならないと指導を受けた。このことから事務局は歩行者天国案の代替案を含め関係者と検討を重ね、改善策を遠野警察署に提示したが承諾が得られず、これらの指導に答える体制を開催日までに整えることが困難と判断したことから、今年度の花火まつりを中止とせざるを得ないと状況を説明しました。また、今後は報道機関への情報提供のほか、遠野商工会や市観光協会のホームページに掲載するなどし、早急に花火まつりの中止を地域内外に知らせるとしています。なお実行委員会では今後警察署の要請内容を踏まえ組織内の役割や体制を見直し、来年度からの開催に向けて検討を重ねるとしています。