生徒たちがそれぞれテーマを決めて取り組む「総合的な探求の時間」の発表会がきのう緑峰高校で開かれました。この発表会は生徒が地域課題や資源を見つめ、テーマを設定し取り組んできた成果を発表することで新たな課題や自分の考えを確認してもらおうと開かれました。きのうは全校生徒が体育館に集まりあわせて25のテーマについて取り組んだ成果を発表しました。生徒たちは遠野の自然保護や活用や、郷土芸能の普及、公共施設の利活用など様々なテーマを設定し学びを深めてきました。この中、「遠野まつりの参加者や観覧者を増やすために」をテーマに活動したグループは、参加できない理由を探ろうと校内でアンケートを実施しました。その結果去年の遠野まつりに参加しなかった理由の一つに「一緒に行く人がいない」ということが分ったことから、解決策を示しました。また、このグループは遠野の伝統野菜を広めるため、「伝統野菜を使った給食メニューを考えよう」をテーマにしました。発表した生徒たちは、調べた結果をグラフや写真などを使って説明したほか、SNSを活用した情報の発信など高校生ならではの視点でテーマと向き合い、課題を解決するための方法を導きだしていました。