
現金の取り扱いが増える年末年始を前に、先週の木曜日、岩手銀行遠野支店では、強盗対応訓練が行われました。強盗対応訓練は、多額のお金が動く年末年始を前に金融機関で万が一の状況に備えて防犯対策を強化しようと遠野地区金融機関防犯協会と遠野警察署が実施しました。この日は、刃物を持った犯人が行員を脅しながら現金を奪い、仲間の車で逃走するという想定で訓練が実施されました。行員は犯人を刺激しないよう要求された現金を渡しその後すぐに非常通報ボタンを押して警察に通報すると、駆けつけた警察官に逃走した強盗犯の特徴や行動、逃走経路などを詳しく説明していました。訓練後の講評では遠野警察署刑事・生活安全課の白金健志課長が犯人に対して刺激することなく落ち着いた良好な対応だったと話し、お金よりも、第一に職員とお客さんの身の安全を優先してほしいとアドバイスしていました。