
令和7年度遠野市緑化祭「里山フェスタ2025」が、おととい土曜日宮守町の「銀河の森総合運動公園」で開催されました。遠野市緑化祭は、森林の役割と大切さについて理解を深めることを目的に毎年開催されています。今年度のテーマは「郷土芸能」と定められていることから、威勢の良いしし踊りの演舞で緑化祭がスタートしました。会場となった銀河の森総合運動公園には、森林愛護少年団をはじめ郷土芸能や林業に携わる人など総勢410人が集まり、はじめに開会式が行われました。ことしの緑化祭は、恒例となっているカラマツの植樹に加え、神楽のお面や太鼓のバチの材料になる「桐」や「カマツカ」、そして、しし踊りの獅子頭に付けるかんながらの材料となる「ヤマナラシ」も植えられました。参加した人たちは、鍬で硬い土を掘り進め、立派な木に育ってほしいと願いを込めながら苗木を土に埋め込んでいました。このほか、ことしの緑化祭開催を記念した森林愛護少年団によるヤマザクラの植樹や高性能林業機械の実演も行われました。作業を終えた後、参加した市内小学校の代表児童が、「成長を見に来たい」など感想を発表し、森を育て守ることの大切さを実感している様子でした。