
遠野ふるさと村でおととい田んぼの神様を迎え豊作を願う伝統行事「馬っこつなぎ」が行われました。「馬っこつなぎ」は、田んぼの神様を迎え、稲の生育を見届けてもらい豊作を願う伝統行事です。この行事はわらで馬を2体形作り、田んぼの水口に祀ります。馬を2体作るのは、一体は神様が乗り、もう一体は、神様の荷物を載せるためのもので、附馬牛村史によると朝6時ごろから行われていた行事ということです。おとといは参加した人たちが、まぶりっと衆・早池峰の会の会員から教えてもらいながら、わら馬づくりを体験しました。この後参加者は出来上がったわら馬やお地蔵様に供える団子などを持って、田んぼに向かいました。そしてお地蔵様に手合わせ祈りをささげたあと、田んぼの幣束が立てられた水口付近にわら馬を置きことしの豊作を祈りました。行事の後には餅つき体験も行い、参加者たちは出来立てのおもちをほおばりながら、遠野に伝わる伝統行事に触れていました。