
認知症に対する正しい知識を学び、自分の出来ることから認知症の人や家族の手助けをする「認知症キッズサポーター養成講座」が、おととい上郷小学校で初めて行われました。市では認知症に対する正しい知識と理解を持ち自分のできることから本人や家族の手助けする「認知症サポーター養成講座」を地域や学校で開催しています。この日は、子どもたちに認知症に対する理解を深めてもらおうと、上郷小学校では初めて、3・4年児童を対象に、「認知症キッズサポーター養成講座」が開かれました。講座は認知症に対する正しい知識の普及などに取り組むキャラバンメイトが講師を務め、認知症の症状や接し方などを児童たちに伝えました。また認知症の人との接し方のポイントとして、「ゆっくり話す・待つ・見守る」ことを学んだ児童たちは、実際に困っている人を助ける練習をしました。服の着かたが難しくて困っている人や、時間や場所がわからなくなって困っている人などに児童たちは優しく声をかけ、手伝ったり時間を教えるなど講座で学んだことを実践していました。講座の最後にはサポーターの証である「オレンジリング」が手渡され、児童たちは学んだことを心に留めて自分ができることに取り組む決意を見せていました。