そこで洪水の被害を防止するため、遠野第二ダム及び洪水吐きトンネルの建設が進められ、2011(平成23)年に完成した。
また、1995(平成7)年に発生した阪神・淡路大地震の教訓を生かし、岩手県でも防災意識啓発を図るため合同防災訓練が実施されている。2002(平成14)年1月17日には、遠野市において関係諸機関及び住民併せて2,049名(車両130台、ヘリコプター2機)が参加し、「平成13年度1・17合同防災訓練」が実施された。
防災訓練は毎年継続され、地域においては「自主防災組織」を結成し、防災意識を高めながら生活をしている。平成19年の岩手県総合防災訓練では、沿岸部への医療救護訓練と救援物資輸送訓練をあわせて実施した。また、平成20年には、「陸上自衛隊東北方面震災対応訓練(みちのくALERT2008)」を行った。 |