３つの神楽団体による共演会「ちょっと早い権現様の歳取り」が今週日曜日に宮守町の新町集会所で開かれました。この共演会は神楽に親しんでもらおうと去年から開催されているもので、早池峰岳流の神楽団体である塚沢早池峰神楽、平倉神楽、外山神楽の３団体が出演しました。会場には市内外から４０人ほどが集まり鶏舞や松迎え舞、三番叟などそれぞれの演目について解説を聞いてから舞を見ることで、神楽への理解を深めていました。そして最後の演目として権現舞が披露されました。塚沢早池峰神楽保存会では毎年１２月１７日に１年を締めくくる行事として「権現様の歳取り」を行っていますが、この日は共演会の題名の通り少しだけ早く行われました。集まった人たちは権現様の幕の下をくぐる「胎内くぐり」をしたあとに頭をかんでもらい、五穀豊穣や無病息災を祈っていました。