
自分だけのほうきを作る講座が総合福祉センターで、先月下旬から2回に分けて開かれました。この講座は、種から育てたほうき草を素材にして自分だけのほうきを作るというもので、遠野市社会福祉協議会が毎年開催しています。ことしは市内から18人が参加し、AコースとBコースに別れて実施されました。今回取材したのは8人中4人が初参加のBコースです。1日目は事前準備としてほうきに使う草の選別が行われました。参加者たちは長年ほうきを作り続ける講師の小友定吉さんからどんな草を選ぶべきか教わっていました。そして先週金曜日に開かれた2日目の講座では、1回目の講座で選別した草を束ねて針金で編み込む作業が行われました。そのあとは茎を叩いて柔らかくしてから持ち手の部分を針金で縛り、手作りほうきの完成です。参加者は5時間ほどかけて作り上げた達成感と完成した自分のほうきへの愛着を感じていた様子でした。