12月8日放送分

市議会 一般質問 1日目


12月遠野市議会定例会の一般質問がきょうから始まり、5人の議員が質問にたちました。1日目のきょうは、佐々木敦緒議員、菊池美之議員、菊池美也議員、小林立栄議員、菊池忠信議員の5人が登壇し、人口減少対策や人口減少下での総合計画に示す遠野の未来展開になどについて、市の考えをただしました。このうち、人が減る・離れる現象からの脱却について問われた多田市長は、「人口減少に歯止めをかける特効薬はない」若者が夢と希望を持ち、「遠野に住みたい」「遠野で働きたい」「遠野で子育てしたい」「遠野で学ばせたい」と思えるような様々な施策を着実に積み重ねることが重要だと答えました。関連して、保育園の延長保育や病児保育等の無償化について問われた多田市長は、一時保育などに利用できる「わらすっこ応援券」を子どもが生まれた世帯に贈呈し利用料の助成を行っていることの現状に触れ、他の市町村の状況を見ながら検討していく考えを示しました。また市内高等学校への学校給食の提供については、現在行われている市内民間事業者による訪問販売の状況も考慮しながら、高校の意向を確認するとともに給食センター施設の有効活用に向けた検討を進めていく考えを述べました。続いて、人口減少下での総合計画に示す遠野の未来展開について質問が出されました。多田市長は、経営収支比率の改善をはじめとする財政の健全化に向け、「健全財政5か年計画」を策定したことを説明し。既存の枠組みにとらわれずに地域資源や公共資産を最大限に生かした多面的な歳入確保策に取り組むこと、あわせて固定経費の削減が重要との考えを示しました。また企業誘致を足掛かりとした2次産業の振興について多田市長は誘致企業が雇用の創出や税収の増加、従業員の消費活動により地域経済の循環に大きく寄与していることを挙げ、誘致企業と地元企業が互いにメリットを受け市内で仕事が循環する仕組み作りが重要だと述べました。市議会定例会は、あすも一般質問が行われ、5人の議員が登壇する予定です。
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