9月16日放送分

小友小学校 土砂災害出前授業


土砂災害の仕組みや日頃の備えなどを学ぶ「土砂災害出前授業」が先週金曜日小友小学校で開かれました。この出前授業は地域の防災力を高めることを目的に、小中学生に土砂災害や避難行動への理解を深めてもらおうと遠野土木センターが行っています。授業では遠野土木センターの田口道雄主査が講師を務め、全校児童およそ30人を対象に土砂災害の種類や被害の大きさ、土砂災害の恐れがある場所をインターネットで確認する方法などについて説明しました。田口さんは土砂災害から身を守る方法として、早めの避難とあわせて災害が起きる前に自宅周辺の危険箇所を確認することを伝えていました。また模型を使った実験では川の上流から流れ出た土砂を受け止める「砂防堰堤」の役割を学び、児童たちは土砂災害の危険性や早めの避難行動の大切さを実感していた様子でした。このあと綾織町にある砂防堰堤の修繕工事を行う現場を見学しました。子どもたちは堰堤の大きさや役割を改めて確認したほか、工事担当者などから測量にドローンを活用するなどの説明を受け、効率的な工事方法についても理解を深めていた様子でした。なお、遠野土木センターでは今後も学校などからの要望に応じて土砂災害出前授業を行っていくとしています。
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