
戦争の記憶を風化させず平和について考える「平和の鐘を鳴らそう」の集いがきのう綾織町の光明寺で開かれました。この集いは急速に風化が進む太平洋戦争の記憶について学びを深め、平和について考えようと、遠野ユネスコ協会が毎年開催しています。20回目を迎えた集いには綾織児童館に通う児童をはじめ、およそ40人が参加しました。はじめに遠野ユネスコ協会の新里佳子会長が、「今、世界中ではあちらこちらで争いごとがあります。これを私たちの手で止めることはできないかもしれませんが、平和の尊さを誰かが訴えかけていかなければならない伝えていかなければならないという思いで活動をしています」とあいさつしました。続いて、遠野市遺族会の菊池源悦会長が、「みんなで学ぶ戦中戦後のくらし」と題した紙芝居の読み聞かせを行いました。菊池会長が紙芝居を見せながら語る学童疎開や生徒たちの労働の様子、また、航空機で敵の軍艦に体当たりした神風特攻隊の惨状などに、参加者は静かに耳を傾けていました。このあと世界平和の誓いを全員で朗唱し、光明寺の鐘を鳴らしました。集いを通して参加した人たちは戦争で犠牲となった人や今だ、貧困・紛争などで苦しむ世界中の人々へ思いを寄せ平和への願いを込めていました。