
グリーンインフラ×スマート農業講演会が、今週月曜日に市役所本庁舎で開かれました。この講演会は自然環境の機能を活用した「グリーンインフラ」や農業者の負担を減らす先端技術などを知ってもらおうと、遠野市環境にやさしい農業推進協議会が開催しました。講演では初めに栄組の佐々木栄洋代表取締役が、気候変動対策として青森や秋田の大学と共に開発を進めている技術の概要を説明しました。その技術とは身近な植物の「コケ」が持っている特性、生命力が強く育てる手間がほとんどかからない、そして遮熱効果があるという点などをいかしたものです。現在は、資材用コンクリートの表面にコケの定着を促す「珪藻土」を吹き付ける特許技術の実用化に向け実証実験を行っており、完成すれば手軽に都市部の緑化を進められるようになります。続いて専門家として開発に協力する八戸工業大学の鮎川恵理教授と、秋田大学の講師村上英樹さんが講演を行い、コケの生態や珪藻土が持つ植物の成長促進効果などについて解説しました。このあとドローンを活用した農薬散布や、昨年度から緑峰高校で実施されているアイガモロボを使った米の減農薬栽培といった、市内で行われているスマート農業の事例が発表されました。講演会には30人ほどが参加し、市内の企業が開発を進めるグリーンインフラ技術や、普及が進むスマート農業の活用事例について知識を深めていました。