11月3日放送分

高齢者の交通安全研修


遠野地区の住民を対象にした高齢者交通安全研修会が先月の29日、あえりあ遠野中ホールで開かれました。この研修会は日没が早まり、夕暮れ時から夜間にかけて高齢者が関わる交通事故が懸念される中、安全意識を高め事故を未然に防ごうと、遠野市交通安全協会遠野分会と遠野町交通安全母の会が初めて開きました。この日は地域住民が参加し、「高齢者の交通安全について」と題して、遠野警察署の地域交通課の三浦優樹課長を講師に招き、体験型交通安全機材を使って、「危険予測トレーニング」を体験しました。参加した人たちはどんな危険が潜んでいるのかを体感するトレーニングを通して、車を運転する際に見落としがちなポイントを確認していました。続いて夕暮れ時の運転や歩行中自転車に乗る際の注意点について研修が行われました。三浦交通課長は近年歩行者や自転車乗用中の交通事故が増えてきていることに触れ、夕方外出する際には目立つ服装や反射材の着用を呼びかけていました。さらに来年4月から自転車の信号無視や一時停止違反などの交通違反について、「交通反則制度」、いわゆる青切符が導入されることも伝えられると、参加した人たちは、「歩道を歩いたり自転車に乗ったりする機会が増えている中で改めて交通ルールを学ぶ良い機会になった。安全に気を配りたい」と自転車の安全な利用についても理解を深めていました。
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