7月9日放送分

菅野麻衣子さん 個展開催中


盛岡市で遠野市在住の画家が個展を開きました。遠野市に移住し制作活動を行っている画家菅野麻衣子さんの個展「グーとパー」が、現在盛岡市の「Cygartgallery」で開催されています。今回の個展には、菅野さんが遠野での暮らしから着想を得て表現した絵画や土人形など新作を合わせて、およそ60点の作品が展示されています。また個展のタイトル「グーとパー」には、4年前に移住した遠野での生活や変化を表現しているそうです。菅野さんは、「長年の生活の中で培った自負を含めてこれまで大切に握っていた感覚を「グー」として、本当にほしいものは全て手放した時にようやく自然にもたらされるというものを「パー」に置き換え、過去と現在の心境の変化をタイトルにしたと話していました。今回のメインとなる大きな2点の作品は、神楽とししおどりをテーマに描かれています。この2つの作品について菅野さんは自分の世界観の中で神楽とししおどりをどう表現するか考えどころとし、こちらの作品は供物を持つ右の子が人間中央と左は神様を表現、この日だけは神様と人間が一緒に遊ぶことができるというイメージで制作したとのことです。さらに今回の個展では久慈市の地域おこし協力隊で菅野さんと親交がある画家朝比奈つとむさんの作品展も同時に開かれており、初日の5日にはギャラリートークも行われています。菅野さんは「遠野市からたくさんの皆さまに見に来ていただき本当にありがとうございます。ぜひ盛岡へお買い物のついでにお立ちより頂き、遠野のししおどりや神楽をイメージして書いた作品もご覧いただければ幸いです」と市民のみなさんへメッセージを寄せています。菅野麻衣子個展「グーとパー」は、盛岡市の「Cygartgallery」で今月27日まで開かれています。
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