
農地の利用状況や遊休農地の実態などを確認する農地パトロールが先週金曜日から始まっています。市内では農家の担い手不足や高齢化、農産物の価格低迷などにより使用されていない農地が急速に増えています。このため市農業委員会では農地の耕作放棄や無断転用を防ぐことを目的に毎年、農地パトロールを行っています。これを前に先月25日、市役所本庁舎で農業委員や農地利用最適化推進委員などおよそ45人が出席し、農地パトロール出発式が行われました。出発式では多田市長が「農業活性化は遠野を元気にすることそのためには農地の効率的な利用が非常に重要です遊休農地の解消にご尽力をお願いします」と激励した後、農業委員会の藤田優一会長がパトロール宣言をしました。そしてきのうは小友地区と遠野地区の2地区でパトロールが行われました。このうち小友地区では、農業委員などが農地の場所を地図で確認しながら、農地の利用状況やどの程度荒れているかといった現状を記録していました。なお農地パトロールは今月7日まで市内11地区で行われ調査の結果をもとに農地の利用促進などにつなげていくということです。