11月21日放送分

遠野市学校規模適正化・適正配置計画策定委員会


遠野の子どもたちにとって望ましい学校環境づくりを進めるための指針や方針を検討する、遠野市学校規模適正化・適正配置計画検討委員会がおととい水曜日にあえりあ遠野で開かれました。遠野市では、児童生徒数の減少から特に小学校では小規模校化が進行し、複式学級を有する小学校の増加など教育環境に様々な影響を及ぼしている中、去年6月に設置した「遠野市多様な教育活動の検討委員会」において、遠野市立学校の今後の在り方などについて議論を重ね、このほどその指針となる「遠野市学校規模適正化・適正配置基本方針」をまとめました。この日は1回目の委員会が開かれ、小中学校の校長やPTA連合会地域関係者などおよそ70人が出席し、はじめにこれまでの検討経過や方針について事務局から説明されました。続いて役員の選出が行われ、委員長には遠野市保育協会理事長の菊池宏さんが、また各中学校区の部会長には、小向敏夫さん、佐々木謙さん、菅原伴耕さんがそれぞれ選ばれました。またこの日は、小中一貫教育を導入している大槌町教育委員会の松橋文明教育長を招き、小中一貫教育・義務教育学校の取り組みについて講演が行われました。松橋さんは、震災で校舎が被災し学習する場がないことや、避難所生活でストレスをかかえる児童生徒が多くいたことから、教育環境の復興と学校だけでは解決できない課題解決への取り組みとして小中一貫教育を導入した背景などを説明しました。松橋さんの話を聞いた出席者たちは、ときおり頷きながら話しに聞き入りこれから考える方針の参考にした様子でした。
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