
今年度最後となる第3回交流すまいる給食が先週木曜日に遠野中学校で開かれ、生産者と生徒が一緒になって給食を食べました。交流すまいる給食は、市内で生産された新鮮で安全・安心な食材を学校給食に取り入れ、子どもたちが地域ならではの食文化に親しむとともに生産者との交流を通して郷土食への理解を深めることで地産地消と食育の推進を図ろうと毎年実施されています。この日は遠野中学校2年1組で今年度最後の交流すまいる給食が開かれ、生産者や関係者が一緒に給食を食べました。今回は、遠野の伝統野菜である琴畑かぶを使用した給食メニューが提供されたことから、琴畑かぶを生産している土淵町の田中ナオ子さんや市畜産園芸課地域活性化アドバイザーの鈴木裕子さん、調理員の鈴木誠人さんなど学校給食関係者5人が参加して生徒と給食を食べながら交流しました。給食を食べ終わった後は質問コーナーが設けられ、生徒からは「農業をしていての苦労や喜びは何ですか」などの質問が挙がりました。交流会の最後には生徒たちから歌に感謝の気持ちを込めた合唱が披露され、美しいハーモニーで今年度の交流すまいる給食を締めくくりました。なお遠野市学校給食センターでは、来年度もこの事業を継続し食育や郷土食への学びを推進していくとしています。