3月20日放送分

JICA東北センター 映像教材を市に贈る


JICA東北センターが作成した宮守川上流生産組合の取り組み事例をまとめた映像教材が、きのう、遠野市に贈られました。贈呈式には、JICA東北センターのシニアアドバイザー・小林雪治さんなど関係者と多田市長、宮守川上流生産組合の桶田陽子代表理事組合長が出席しました。JICA東北センターでは、JICA留学生を対象とした地域理解プログラムを実施しており、その中で、日本各地で培われてきた地域特有の具体的な開発事例を学んでもらうため映像教材を作成しています。これまでに、県内では、釜石製鉄や小岩井酪農、日本で初めて乳幼児死亡率ゼロから長寿を達成した旧沢内村の取り組みが映像教材になっており、今回は、宮守川上流生産組合の取り組みが取り上げられました。タイトルは、「集落の崩壊を救った農村再生の物語」です。およそ23分間の映像は、「条件が不利地域で、地域の住民が一つにまとまって暮らしを継承することができたのはなぜか?」をテーマにまとめられています。JICA東北センターの小林さんは、宮守川上流生産組合の取り組みが、農村開発という観点だけでなく地域の開発をしていく際に共通する重要な要因や過程に示唆を与えることから、JICA留学生のみならず国内外で地域開発に携わる多くの関係者や一般の人にも広く視聴してもらいたいと多田市長に伝えていました。映像を試写した多田市長は、「今の世の中の課題に対しても組合が歩んできた歴史はとても良い教材になると思う。市内のあらゆる地域で見てもらいたいと感じた」と映像作成や寄贈に対し感謝していました。なお、この映像教材は、こちらのQRコードからもご覧いただけます。
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