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平成4年3月27日(金) 10:20〜12:36 (試合時間2:16)



背番号5番が星稜のキャプテン松井秀喜

試合スコア 
チーム(監督)
星稜(山下)
宮古(佐々木)
バッテリー  (星)山口−北村  (宮)元田−浅田
本塁打 松井2本 三塁打 山口(星) 二塁打 浅田(宮)
盗塁 松本 清水 月岩   盗塁死 清水 松井
主審 広沢 一塁 布施 二塁 中本 三塁 杉中



 松井君一人にやられた(佐々木監督)試合だった。松井は大会史上9人目という2打席連続本塁打をマークし、4打数4安打で、甲子園最多タイの1試合7打点の大暴れだった。

 宮古高校にもチャンスは何度も巡ってきた。1回は岡市がライト前に、2回は高坂がセンター前へ安打を放つ。3回は西川がショートへの内野安打、4回には浅田が右中間二塁打を打つが、ことごとく後続を断たれた。5回は先頭バッター、ラッキーボーイの吉川がストレートの四球で歩いた後、元田が犠牲バントで送り、西川も四球の1死1・2塁というビッグ・チャンスも生かせなかった。

 6回、先頭バッター伊藤が四球で一塁へ。4番浅田は甲子園2本目の安打をライト線に打ち、5番山崎四球で願ってもない無死満塁のチャンスである。ここで高坂への4球目がワイルド・ピッチとなり、待望のまず1点。一死後、吉川がセンターへきっちりと犠牲フライを放ち2点目。元田が四球で、なおも二死ながら1・3塁。そして西川が2ストライクと追い込まれた後の3球目をたたくと、打球はサード松井の横を抜く、タイムリーヒットとなり3点目を挙げた。

 結局、3対9で、宮古高校3度目の甲子園は終わった。「甲子園で校歌を」の願いはかなわなかったが、宮古高校野球部の歴史に大きな一歩を記した甲子園であった。エース元田と松井との対決は永く語り継がれていくことであろう。この年の夏の甲子園では松井は5連続敬遠で星稜は明徳義塾に敗れた。



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