9月15日放送分

上郷小学校で「あすチャレ!スクール」


「あすチャレ!スクール」が今年度も市内の小中学校で開かれ、男子車いすバスケットボール元日本代表選手による講話などが行われました。あすチャレ!スクールは、パラアスリートを中心とした講師たちが伝えるリアルから、これからのより良い社会を創り出していくためのヒントや気づき、そして明日へのチャレンジのきっかけにしてもらおうと、日本財団パラスポーツサポートセンターが全国開催しています。先週木曜日は上郷小学校で開かれ、体育館に集まった5・6年生が講師の先生を拍手で迎えようとすると、まさかの後ろからの登場で児童たちを驚かせました。今回講師を務めた神保康広さんは、パラリンピック4大会出場の男子車いすバスケットボール元日本代表選手です。車いすと車いすが激しくぶつかり合うシーンも多く見られる車いすバスケットボールですが、神保さんは初めに、競技用車いすの特徴や乗り方について説明し、正しく乗ることで競技が安全に進められていることを児童たちに伝えました。続いて、神保さんは、車いすバスケットボールのルールについて説明し、ロングシュートを見事に決めると児童たちは大喜び、活気みなぎる中、車いすバスケットボールの体験も行われました。このあと、大人たちによるスペシャルマッチも行われ、ボール運びに手こずりながらもなんとか決めた1点に児童たちも大盛り上がり、車いすバスケットボールの楽しさや難しさを学んでいました。最後は、講話が行われ、大事なものを諦めてしまった過去や素直になれなかったことへの後悔、オートバイでの事故で歩けなくなった時に励まし応援してくれた友達の存在など、これまでの経験が伝えられました。神保さんは現在、「スポーツで世界を一つにしたい」を明日へのチャレンジとして、途上国や中進国でもパラスポーツの普及活動に取り組んでいます。さまざまな国での活動を通して神保さんが児童たちに贈ったアドバイスは行動することの大切さや楽しむことでした。なお、あすチャレ!スクールは、今週金曜日まで市内の小中学校で開かれています。
最近のニュース
リストに戻る