10月2日放送分

遠野市市制施行20周年 記念式典


きのう10月1日で新遠野市が誕生してから20周年を迎えました。これを記念し、市勢振興に多大な貢献をした人たちに対する功労者表彰式が、きのうあえりあ遠野で行われました。表彰式には受賞者をはじめ市内の各団体や関係者などおよそ250人が出席しました。式辞で多田市長は、「新遠野市が誕生して20年、多くの市民がそれぞれの分野で活躍している中、受賞される皆さんは市勢発展のため献身的に尽力されました。今後も遠野市の発展に助言と協力をお願いします」と述べました。このあと、市勢振興に尽力した50の個人・団体に表彰状や感謝状が手渡されました。このうち市勢の振興や公共福祉の増進に尽くしその功労が極めて顕著である市勢振興功労者として表彰されたのは穀町の海老糸子さんと青笹町の工藤勝子さんです。海老さんは遠野市地域婦人団体協議会会長や遠野市赤十字奉仕団委員長などを務め、地域における女性の社会参加の促進と地域福祉の向上に尽力したほか、遠野市総合計画審議会委員、遠野市民センター運営協議会委員などを歴任し、社会事業の推進と市勢の発展に努めました。また工藤さんは遠野選挙区選出の岩手県議会議員として通算5期20年余りにわたり在職し道路交通環境の整備などに尽力したほか、旧遠野市においては遠野市教育委員会委員、主任児童委員などを務め、市民福祉の向上などに大きく貢献をしました。2人には多田市長から表彰状のほか木製の盾と遠野民芸小箪笥が贈られました。最後に受賞者を代表して市勢振興功労者表彰を受けた工藤勝子さんがあいさつしました。出席した人たちは受賞者のこれまでの功績を労うとともに今後の遠野市の市勢発展と飛躍を誓い合っていました。表彰式の終了後には、市民センター大ホールで市政施行20周年記念講演会が開かれ、一般市民およそ300人と市内中学校の全校生徒およそ600人が参加しました。講師を務めたのは青山学院大学陸上競技部町田寮寮母の原美穂さんです。講演は「チームを強くする『見えない力』」をテーマに多田市長との対談形式で行われました。原さんは、寮でのルール作りやチームワークを育む考え方、夫である原晋監督の日常の様子などを紹介し、参加した人たちは興味深く耳を傾けていました。この日の講演を聴いた人たちは日常の何気ないやりとりがチームの団結を強めるきっかけになることを、再認識していた様子でした。
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