3月9日(木)復興に関わる授業

3月9日(木)、自衛隊岩手地方協力本部北上地域事務所の方々においでいただき、復興に関わる授業をしていただきました。4年生以上は直接お話を聞いて、体育館で体験学習をする内容でした。低学年は、各教室で講話を視聴しました。
はじめに自衛隊の仕事のこと、東日本大震災時の災害派遣活動のこと、災害への備え等について、分かりやすくお話していただきました。
講師の八重樫さんは、東日本大震災の時に宮城県松島町や福島県で災害派遣活動をしてきた方で、ご自身の体験を基に当時の救助の様子について話をしてくださいました。災害の翌日、みんなが食べる物がなくて大変な時に、杖をついた高齢のおばあちゃんから飴をもらったお話は、みんなの心に残りました。八重樫さんが涙ながらに語った「自衛隊の人に助けてもらってこの命がある」「希望をもらっている」というおばあちゃんの言葉に、誰もが命の尊さや助け合うことの大切さを噛みしめました。
その後、体育館に移動し、実際に使用している装備品を見学したり、災害時のロープワークや担架作りを体験したりしました。最後に自衛隊の救急車等の車両にも乗せてもらいました。
今日の復興授業を通して、命を守る行動や助け合いの心、災害に備えることの大切さ等を学びました。いつ災害が起こるか、誰が災害に遭うか、予想も付きません。今日の学習が、災害時に役立てられるよう、自分事として心に留めてほしいと思います。

2023年03月15日