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東北ツーリズム大学概要OUTLINE

はじめに 〜東北が持ち続ける根源的な力を信じて〜

活動報告写真

かつて東北が負のイメージで語られた時代がありました。辺境、というゆえなき言葉とともに。そう遠い昔のことではありません。そんな時代この列島では近代化を合言葉に猛烈な勢いで開発が進みました。鉄道網や道路網、情報網がこの国を覆っていきました。そんな網の張り巡らし作業が一段落し、ふと我に返ると、なにか大切なものを失ったような…。それが今を巡る時代の気分かもしれません。東北もそのような潮流の例外ではないのですが、幸か不幸か、網の目からこぼれ落ちた事象が数多く生き残りました。それは、野生動物植物と彼らの生存の場である自然環境であったり、そうした自然環境をゆりかごに生まれた伝承的な技術や知恵などの文化、じつにさまざまな次元に及ぶものです。ブナ林を潜在植生とする東北というこの広大な森の国は、いまなお、縄文からの息吹をしたたかに保ちつづけているようです。

私たちは、東北が連綿と受け継いできたそのような根源的な力を信じながら、厳しくも豊穣な気候風土を持つ東北を活動のフィールドとしようと思います。そのフィールドのなかで、参加するみなさんに、大地や自然とともに生きる技術や知識、経験を学ぶ場を提供したいと思います。さらに現代的なテーマとして、地域資源をいかしたまちづくり、都市・農村交流の実践、参加者同士の出会いを通して、創造的な交流がはじまる場を提供したいと思います。

参加するあなたが、よく学び、よく遊び、元気になれる場所、それが東北ツーリズム大学の目指すものです。
平成16年夏、岩手県遠野市で生まれた「東北で学び、そして、創る」というこの風が、野を越え、森を越え、思いを同じくする福島県喜多方市、会津坂下町、宮城県東松島市、新潟県胎内市にまで広がりました。そんな思いがさらにあなたに届くことを願っています。


コンセプト 〜学びの旅〜

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東北ツーリズム大学は、遠野をはじめとする東北地方の農山村で培われてきた多様な地域資源を活かしつつ、都市農村住民が「農」の多面的価値を広く共有する ためのラーニング・バケーション(学びの旅)の恒常的な場と、交流の機会を提供します。実習を通して実践に役立つ知恵や技を身につけ、理論を学ぶことでそ の理解を深めるカリキュラムを用意。同時に交流を深め、人と人のつながり、さらには地域間ネットワークを作ります。


学長あいさつ

東北ツーリズム大学 名誉学長 塩川正十郎(東洋大学総長)

塩川正十郎名誉学長のご逝去(享年93歳、平成27年9月19日永眠)の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。


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近年、農村でのさまざまな体験学習や体験活動を可能とする環境づくりが進んでおり、全国各地で交流の輪が広がりつつあります。東北地方は、グリーン・ツーリズムを通じて、都市と農村の交流の場としての大きな可能性をもっている地域であると思います。 遠野で展開される東北ツーリズム大学は、交流の広がりに加え、グリーン・ツーリズムの実践に深みを与えるものとなり得ます。体で覚えたことはいつまでも 忘れません。東北ツーリズム大学で学ぶことは、自然と人との豊かな関係の回復の重要性を再認識するだけではなく、それぞれの地域で生活する私たちの人生を さらに豊かにしてくれるものと確信します。また、そこで学ぶ豊かな自然と共生する人の生き方は、その地元の伝統ある文化に加えて新しいモードも生まれ、他 に代え難い人間教育の場といえます。私もぜひ、こうした輪に加えていただき、人生をみなさんと一緒に、豊かに送りたいと思います。


東北ツーリズム大学 学長 本田敏秋(遠野市長)
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遠野には、カッパや天狗など自然の中での目に見えない何かを求めて、多くの観光客が訪れます。自然を身近に感じる生活は特別に珍しいことではなく、少し前の日本では、どの地域にもありました。現代生活の中で失いつつある山里の環境や昔ながらの生活、人々の心情は、決して私たちの目には見えません。地元の人々との関わりから、観光客は目には見えない価値を肌で感じていきます。この目に見えない大切なものが、遠野ではカッパや天狗に譬えられ、人々はそれを求めています。そう考えると、これは地域の貴重な財産であり、そこから何かできるのではないかという期待が生まれます。グリーン・ツーリズムは、それぞれの地域にある自然、歴史、文化を意識した取り組みです。東北ツーリズム大学は、私たちのライフスタイルだけではなく、ふるさとの未来をデザインするものだと考えています。


東北ツーリズム大学 副学長 青木辰司(東洋大学社会学部教授)
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遠野をはじめとして、東北地方の農山漁村には、遊びの素材が「無限」といってもよいほど潜んでいます。この学科では、地元の名人・達人の技や知恵、そして 生き方や人間としてのあり方を、肌で感じ取り、体で学ぶことができる、いわば田園遊学の楽しむ講義や実技・実習を満載してあります。
 四季折々の豊かな自然の下で、本物の暮らしの豊かさを体現している方々との出会いを楽しみながら、あなたもぜひ、素敵なカントリーライフへ仲間入りして ください。あなたしか体験できない何かが、そこにはきっと見つかるはずです。その「感動に満ちた秘密」を私たちと分け合いましょう!



ツーリズム学科 〜地域の資源を仕事に、地域で働き、語らい、楽しもう〜

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開学当初より、「マネージメント」「エンターテイメント」の2つを軸にツーリズムを学ぶカリキュラムを構成してきました。平成24年度より、ツーリズム学科に一本化し多様な地域の資源を組み合わせたラーニングバケーションの場を提供しています。
【マネージメント】ツーリズムに関わる〈食〉〈泊〉〈再生〉〈デザイン〉〈農〉〈茅〉〈馬〉〈芸〉〈言〉〈結〉……といった多様なテーマについて、講義と実習を組み合わせて実践的に学び合うマネジメント系の講習を実施しています。その中から各人が具体的な地域活性化の手法や事業化の方策の道筋を見い出します。
【エンターテイメント】また、ツーリズムを「楽しむ」という面から学習するとともに、単なる体験から脱却して、農山村の現場で実際の作業を行い、四季を通した循環型の生活を体験するエンターテイメント系の講習も実施しています。土地の人々との労働や語らいを通じた交流から、その土地固有の暮らしや文化といったツーリズムの本質に触れる内容は、田舎暮し入門、新たな生き方探しの場を求める人にとっては、交流を通じたネットワーク作りもできます。

上記の内容を、組み合わせて、各キャンパスが独自のカリキュラムを組みます。そして、交流や地域資源の活用方法などの学び場を提供し、ネットワークの形成やまちづくりの仕掛けを学べるのが本学科の特徴です。
※東北ツーリズム大学は東北エリア全体をキャンパスとしているため、特定の施設等は保有していません


実施体制

遠野キャンパス(平成16年7月〜) ※東北ツーリズム大学事務局
  認定NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク

喜多方キャンパス(平成17年9月〜)
  NPO法人喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンター

会津坂下キャンパス(平成17年11月〜)
  会津坂下町グリーン・ツーリズム促進委員会

東松島キャンパス(平成17年12月〜) 
  東松島Goo♪りずむ

胎内キャンパス(平成20年3月〜)
  胎内市・胎内型ツーリズム推進協議会301人会

 ※各キャンパスの問い合わせ先はここをクリック
 ※東北ツー大のチラシ(PDF)


東北ツーリズム大学事務局  

認定NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク

〒028-0514
岩手県遠野市遠野町28-5(2017年9月より)

TEL 0198-62-0601
FAX 0198-62-0602
mail tourism@tonotv.com

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